削除
1.削除について
- 削除とは、作成したアイテムを消去することです。
- これによって、形状だけでなく、そのアイテムがもつデータもすべて消去されます。
(1)
削除(DEL)コマンドでの対象アイテムの指示方法には、次の種類があります。
- ・アイテムを1つずつ指示する
- ・矩形で範囲を指示する
- ・アクティブリストを指定する
- ・クラス単位を指定し、削除するクラス番号を入力する
- (指定したクラス番号のアイテムが削除される)
- ・グループ単位で指定し、削除するグループ名称を入力する
- (指定したグループ名称のアイテムが削除される)
(2)
削除(DEL)コマンドの[クラス]では、指定したクラスのアイテムをすべて削除します。
- また、サブモデル中の該当クラスのアイテムも同時に削除されますが、この削除は一時的であり、モデルを登録し、もう一度呼出したときは、削除されていたアイテムも復元されます。
- クラスマスクにより、作業対象外になっているアイテムは削除されません。
- アイテムマスクにより、作業の対象外になっているアイテムでも、指定したクラスであれば削除されます。
- また、ディスプレイマスクで非表示になっているものも削除されます。
(3)アイテムごとに、そのアイテムを削除するかどうかを決める削除フラグがあります。
- システムメニューのミスク(CMMS)コマンドの[システムミスク]−[システム]の項目’1.削除モードの設定’で設定されます。
- この項目が’1.削除しない’に設定されているときに作成されたアイテムは、削除できません。
2.取消について
- 一度削除したアイテムを元に戻すにはスペシャルメニューの[+UNDO−](UNDO)で復元できます。
- スペシャルメニューの[+UNDO−]には左半分が[UNDO]コマンド、右半分が[REDO]コマンドが登録されています。
- [UNDO]コマンドは、削除したアイテムを復元するだけではなく、直前に実行したアイテム作成、編集のコマンド処理を取消して、アイテムをもとに戻すコマンドです。
- [REDO]コマンドは[UNDO]コマンドで取消された作成、編集を取消して復元するコマンドです。
- [UNDO]および[REDO]は作成、編集コマンド実行中に指示すると、各オペレーションに対しての取消しを行います。
3.G-No.の圧縮処理について
- G−No.とは、アイテムを作成するときにSpace-E/Drawがアイテムへ自動的に割当てる通し番号のことです。
- G−No.をオペレーションで直接入力したり、G−No.を意識する必要はありません。
- G−No.はアイテムの形状を修正する、アイテムを移動するなど、アイテムを変更するたびに更新されます。
- たとえば、100アイテムを100回移動すると、G−No.の数は10000個になります。
- その内9900個 のG−No.が使用済みになり、データーベース(ワークファイル)に残ってしまいます。
- したがって、使用済みのG−No.が増えてくると、データーベースが虫喰い状態になり、Space-E/Drawの処理が遅くなります。
- また、G−No.が最大値(131070)を超えると、作業ができなくなります。
- G-No.の圧縮(PACK)コマンドを実行すると、使用済みのG−No.がなくなり、Space-E/Drawの処理が速くなります。